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犯罪統計 2007/2008

南アは犯罪がとても多くて、近所で人が撃たれて亡くなったり、強盗が入ったり、ATMが爆弾で破壊されたり、現金輸送車が襲われたりするのは「日常的」で、最近はこんな状況にも慣れてしまったのだが、慣れてしまわなければ神経がおかしくなるほど、とんでもない犯罪状況なのである。最近2007(4月1日)~2008(3月31日)の犯罪統計が政府から出た。よいニュースとしては、暴力犯罪(殺人、レイプ、暴行など)の数が6.4%減少。しかし、下記の犯罪統計からも分るように、数%減少したところで数万件の犯罪は実際まだ起きているわけで、先ほどラジオでも視聴者がこの犯罪統計についてコメントしていたのだが、「ちょっと前にも知り合いの父親が自宅で銃強盗に会い亡くなった。犯罪が減った実感がわかない。」という。これが南ア住民の正直な感想だろう。また、暴力犯罪がやや減少した一方で、住宅・オフィス強盗や車のカージャックなどが増加している。現在犯罪が多いのは、首都プレトリアや商業都市のヨハネスブルクがあるハウテン州だが、ダーヴァンのあるクワズールー・ナタール州、以前は犯罪の比較的少なかったケープタウンやその他州も、犯罪が増加している。プレトリア市では、住宅強盗が多いのは高所得者向け住宅地、暴力犯罪が多いのは、低所得者向け住宅地である傾向が高い。また、強盗、ひったくりなどの路上犯罪が多いのは、同市では市の中心街とサニーサイドで、この2地区は、南ア国内でもっとも犯罪率の高いストリート20地区にランキングされている。

夫の従姉妹がサニーサイドの隣の住宅地に住んでいるのだが、昼間に公園を歩いていたら、通りかかった若者にナイフを見せられ、携帯電話を盗られた。夫の同僚の不動産セールスレディも、昼間にお客さんに物件を見せていたら、通りかかりの犯罪者に携帯電話をひったくられた。プレトリア市中心部付近の商店・住宅街では、時間を問わずに犯罪が起きる。ちなみに夫はサニーサイドの不動産のセールスをしているのだが、犯罪率を危惧して夜遅くまでこの地区に残れない(お客さんの中には、仕事から帰ってから物件を見たいという人が結構いるので、夜に仕事できないのはちょっと困るのだが)。犯罪率が高いせいか、商業都市でないせいか、プレトリア市の夜は比較的早く、仕事を終わったらほとんどの人たちがサッサと自宅に帰ってしまうし、商店も早く閉める所が多い。犯罪の経済に与える影響は大きい。

こちら、南アの犯罪数の統計。

2006/2007 2007/2008
殺人 19 202 18 487
殺人未遂 20 142 18 795
レイプ 39 304 36 190
強制猥褻 6 812 6 763
重傷を意図した暴行 218 030 210 104
悪質な強盗 126 558 118 312
カーハイジャック 13 599 14 201
住宅強盗 12 761 14 481
商業施設強盗 6 689 9 862
銀行強盗 129 144

Pretoria News(2008年7月1日)より

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