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クリント・イーストウッドの南アラグビー映画『インヴィクタス』公開

12月11日、クリント・イーストウッド監督の『インヴィクタス』が公開。舞台は南アフリカ、1995年のラグビーワールドカップを通して、人種融和を図る元大統領ネルソン・マンデラが、ラグビー南アフリカ代表チームキャプテンのフランソワ・ピーナーと共に、国民全体でラグビーW杯をバックアップしていく雰囲気をつくりあげ、最後には南アチームが優勝するという実際の話を元にした映画。以前のブログ(クリント・イーストウッドのラグビー&マンデラ映画、南アフリカ撮)にも書いたように、南アフリカではラグビーは白人のスポーツであるとする風潮があるのだが、スポーツを通して国民をひとつにしたというとっても感動的な実話、、、まあ現在でもラグビーには圧倒的に白人ファンが多いのだが、当時は民主化と人種融和のムードを盛り上げるのに大きな役割を果たしたのだ。マンデラをモーガン・フリーマンが、ピーナーをマット・デイモンが演じ、ケープタウンで撮影が行われました。ワーナーブラザーズより、日本では2010年2月に公開予定です。

(映画予告:Times Multimedia)

星空の下、南アのエイリアン映画、ディストリクト9を見る

さて、ディストリクト9(District 9)見てきたよー!ハルカが生後1ヶ月だし、レンはいたずら盛りだから映画館なんてとても連れて行けないし(ディストリクト9は16歳以下はダメだし)、「ディストリクト9見に行きたいから、ちょっと子供2人預かってくれる?」なあんて友達に頼むのも気が引けるわ、と思ってなかなか見に行く機会が無かった。しかし!先日(10月2日)にディストリクト9の記事をHi from Africaにアップした後ちょっと調べたら、近所の巨大ショッピングモールのドライブインにて、先週末から今週にかけて1週間だけ、ディストリクト9が放映されているではないか!ああ、これは神さまが私に、ぜひ見に行きなさいと言ってくれたのだワ(涙)というわけで、映画は大好きだが映画館は嫌い(、、、理由はいろいろあるらしい)な夫に、「ドライブインだったらいいでしょ?レンも(ほんとはダメだけど)隠れて行けるし、ハルカも車で眠ってればいいんだし」と説得して、6日の夜に出かけました♪

メンリンパークの屋上ドライブイン。ちょっと見にくいけれど、大きなスクリーンの背景に見えるのはプレトリア市の夜景。

ドライブインでは夜9時半からディストリクト9が始まるとあったのに、我々が到着した9時15分の時点で、すでに映画が15分くらい始まっていたようだ。なんてこったい!初めの部分を逃してしまって不満だったけれど、映画の展開がとても速くて、すぐに文句を言うのも忘れて家族全員映画にのめりこんでしまった(ハルカは寝ていたが)。話の内容は、28年前、ヨハネスブルク市上空にエイリアンが巨大な宇宙船でやってきて、人間たちを驚かせた。どうやら宇宙船に問題がおきて動けなくなり、エイリアンたちは地球で難民となった。エイリアンは人間から隔離されたディストリクト9に住まわされ、地区は貧しく犯罪に満ちたスラムとなり、南ア政府がエイリアン難民をディストリクト10に強制移住を図る。主人公のヴィーカスは、政府に移住プロジェクトの委託を受けた軍事関連企業の元、プロジェクトリーダーとしてD9に入る。そしてあるエイリアンの小屋で、得たいの知れない液体を浴び、エイリアンと企業の秘密にどんどんと巻き込まれていくことになる、、、!ストーリー展開は推測しやすそうで、実はなかなか分からないというサスペンスに満ちていて、最後の最後までとても楽しめました。以下、私の感想です。

話の展開が速く、主人公は期待を裏切らない正統派の正義の味方のキャラ、ストーリはシンプルなのでおもしろくて分かりやすい。また、シリアスになりすぎず、コミカルでユーモアのあふれる展開になっている。エイリアンやエイリアンの武器、宇宙船の特殊撮影など、エンターテイメント性も高い。 エイリアンは2008年の移民襲撃事件、ディストリクト9はケープタウンのディストリクト6、スラムは南ア各地に見られるインフォーマル住宅地、エイリアン隔離はアパルトヘイト、など南アの社会事情を連想させる点が多い。そのため、南ア事情を知っている人たちにはまた格段におもしろいと思う。 スラムというのが、ほんとにすごいスラムの様相を示していて、あーすごいなーと思ってみていたが、映画の中ではここにエイリアンが住んでいても、実際には南アフリカ住民が毎日暮らしているわけだし、移民襲撃事件の時やデモがあったときは警察ヘリが飛び交ったり重装備警察と住民が打ち合ったりと、ディストリクト9のアクション顔負けのシーンが実際に展開したのだから、やはりすごい社会問題だ。撮影が行われたインフォーマル住宅地の住民は、一部は撮影に対して好意的(撮影側から支払いがあったから)、一部は搾取されたと感じているとのこと。下のリンク記事を参照。 ナイジェリア人がディストリクト9でエイリアン相手に商売(商店、武器売買、売春など)をするギャングとして描かれていて、ギャングリーダー(その名もオバサンジョ)がエイリアンパワー獲得のエイリアンの肉を食べるという話は、ちょっとステレオタイプされすぎかと思った。ビジネス運を高めるために人間、特に子供の肉や内臓を魔術に使うのは、南部アフリカ諸国では実際にある。映画の中ではナイジェリア人のみがギャングであったり人の肉を食べたりするように描かれているが、南アでは南ア人ギャングや人肉取引が多いのが事実だ。こんなに悪く描かれてしまったナイジェリア人は当然ハッピーでない。下のリンクを参照。

モールの屋上のドライブイン、流れ星を背景に展開した南アフリカのエイリアンムービーは格別でした。アメリカではこの夏トップの大ヒット。興行売上9千万ドル(1ドル100円で換算して90億円)だそう。日本ではいつ公開されるのか分からないが、見る機会があればぜひどうぞ。以下情報リンクです。

映画撮影が行われたヨハネスブルク市ソウェトにあるインフォーマル住宅地区住民の、映画に対する思い。この住宅地住民も、映画のエイリアンと同じように、政府により強制立ち退きを迫られている。guardian.co.uk より。 ナイジェリアはディストリクト9に否定的、、、。CBC Newsより。 こちら、プロットを読むとストーリーが分かりすぎてしまうので、全部読まないほうが良いかも。撮影に関する裏話は南ア事情を説明しているので面白い。ディストリクト9Wikipedia 監督と主人公を演じた俳優は、2005年に外国移民問題を扱う短いドキュメンタリーを撮影した。Spy Films

メンリンパーク・ドライブイン。 星空の下、夜景を見ながらリラックスして映画を鑑賞できる。

このたびディストリクト9を見たドライブインは、メンリンパーク(Menlyn Park)という巨大ショッピングモールの屋上にあります。メンリンパークはアフリカ最大のモールだそうで、以前にブログで紹介したプレトリア市上空30メートルでパーティーを!といった様々なアトラクションがあり、こちらのドライブインも、世界で初めて屋上に設置されたとのこと。星空の下、プレトリア市の夜景を見下ろしながら、巨大スクリーンに映し出される映画を見るのは最高!レンも目をキラキラさせながら初めて見る大きな映画スクリーンを凝視(ほんと、興奮しすぎてほとんど動かなかったです)してました。値段は車一台65ラント、9アメリカドルくらい(1US$=7.3R)。水曜は半額。またたびたび出かけよう。メンリンパーク・ドライブインのサイトはこちら。

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ディストリクト9、、、

『ディストリクト9 District 9』のタイトルは、南アフリカのケープタウンにあるディストリクト6、から来ているようだ。ディストリクト6は、アパルトヘイト白人政府が6万人もの住 民(黒人、インド人、混血など)を強制立ち退きさせ、白人専用居住地に指定した地区。市の中心部に近く、便利な場所にあったため、白人用に保有されたようだが、実際には地区の開発は行われなかったようだ。

左:For Humans Only(白人専用、でなく人間専用!)のポスター。中央: 映画のポスター。右:南アフリカ人俳優で主人公を演じるSharlto Copley。(各イメージをクリックすると掲載ウェブサイトへとびます。)

さて映画ディストリクト9はアメリカで大ヒット、南アフリカでも人気。近所の友だちが早速見に行ってきた。彼は南アフリカで長く過ごした20代のコンゴ人。映画はたいへん楽しめたとのことだが、加えて一言。「、、、エイリアンは家に帰れ、というセリフが、外国人襲撃事件を連想させた、、、」

外国人襲撃は、私のブログでも報告した2008年の事件。低所得者住宅地区にて、南アフリカ住民が他のアフリカ諸国からやってきた住民を襲撃したもの。襲撃をした南ア住民が繰り返し「外国人は母国へ帰るべきだ」とコメントした。映画ディストリクト9では、難民エイリアンに対し、南アフリカ住民がエイリアンは帰るべきだとコメントする場面がある。これを見た私の友人が、外国人襲撃事件を思い出したというわけ。映画製作者も、南アの外国人襲撃事件、アパルトヘイト政策、現在も顕著な南ア国内の貧富の差といった点を意識したのだろう。監督は29歳の南アフリカ人の新人監督 Neill Blomkamp、撮影は南アフリカのスラム(ソウェトの一部地区)で行われた、、、映画の中ではエイリアンたちはスラムに住んでいるらしい。映画ファンのみならず、南ア情勢に関心のある方には必見。

ともかく衝撃的ですごくおもしろいらしい。以下、詳しい情報リンク。

『09年サマーシーズン最大の衝撃作「ディストリクト9」』 映画レビュー(日本語)。小西未来のFrom Hollywood Cafeより。 ディストリクト9 公式ホームページ ディストリクト6博物館 ホームページ 外国人移民襲撃事件の経過(Hi from Africa ブログ)

早く見に行きたい!鑑賞後にまたレポートしマース!

09年サマーシーズン最大の衝撃作「ディストリクト9」 [...]

ディストリクト9

10月6日に『ディストリクト9』を見に行ってきました。アフリカ最大のショッピングモール、プレトリア市のメンリンパークの屋上ドライブインでフィーチャーされていたので。星空の下で見た南アフリカの難民エイリアン映画のレポートはこちら!

南アフリカで難民となったエイリアンたち。ヨハネスブルグ市のスラム地区に隔離されて暮らし、企業にエイリアンテクノロジーを利用される、、、という奇想天外なストーリー。Pジャクソン(ロードオブザリング)製作。南アフリカのタレントを起用し、撮影も南アフリカにて行われた。ブログ報告『ディストリクト9、、、』をご覧ください!(下の映画予告はTimes Liveより。)

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プレトリア市上空30メートルでパーティーを!

なんと!上空30メートル(100フィート)でフルコースの食事とパーティを楽しむことができるレストランが、プレトリア市に出現。レストランの名前はその名も『Dinner In The Sky』。南アフリカ国内最大の規模を誇るショッピングモール、メンリンパーク(Menlyn Park)にあるDinner in the Skyは、上空約30メートルにて、最大22人のゲストにユニークで稀なディナー体験を提供する。こちら、フォーブスの『世界で最も珍しいレストラン10』の一つに選ばれたとのこと。

Dinner In The Sky 100フィート上空でパーティー! 写真:My Week

メンリンパーク到着後のウェルカム・カクテルから始まり、スターター、メイン、デザートのフルコースまで、プロのウェイターが細やかなサービスを提供。ゲストには1人づつプレゼントが用意してあり、記念撮影用のカメラも手渡される。全てのサービス込み、22人のゲストを想定した値段は、59900南アフリカラント。日本円で約71万2千円(1ラント=11.8円、5月31日のレートで換算)。1人のゲストにつき3万2千円といったところ。30メートル上空から南アフリカの首都を見下ろしながら、世界でも稀に見る上空レストランでパーティができるとすれば、さほど高くないのかも。

写真を見ると、上空へはクレーンで吊り上げられていくようですね。結婚式、パーティー、新商品のラウンチなど、様々な行事に、プレトリアの上空レストランはいかがでしょうか?

リンク

Dinner In The Sky

Menlyn Park

My Week

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クリント・イーストウッドのラグビー&マンデラ映画、南アフリカ撮影

写真:The Bad and Ugly

ラグビーが盛んな南アフリカにて、クリント・イーストウッドの最新映画『The Human Factor』(仮題)の撮影が、南アフリカにて行われていたのはご存知だろうか。撮影の模様を語る掲載写真は3月ごろのもの。映画のストーリーは、南アフリカ民主化直後の1995年、当時大統領であったネルソン・マンデラが、ラグビー・ワールドカップ南アフリカ開催を後押しし、白人の競技として見なされていたラグビーを通して、南アフリカの人種の壁を取り払う象徴的な出来事となったというもの(情報:The Bad and Ugly)。

ラグビーはそもそも白人住民の間で盛んなスポーツであり、アパルトヘイト時代には、南アフリカ代表チームであるスプリングボックス(Springboks)は国際競技への参加を禁止されていた。現在の南アフリカでは、小~高等学校において人種の区別無く、多くの男子生徒がラグビー教育を受けている。知人によれば、東ケープ州においては、黒人住民のあいだでラグビーがたいへん盛んで、サッカーの人気をしのぐ勢いであるそうだ。プロのラグビー選手には白人住民が多く、観戦者も白人が多い。プレトリア市のロフタス・スタジアム(コンフェデ・カップ、W杯会場)は、国内トップのチームであるブルー・ブルズのホームグランドであり、ラグビー・ゲームのメッカである。ここで土曜日にゲームが行われる折には、観戦者がどっと車で駆けつけるが、多くが白人住民である。心無い白人観戦者が、黒人観戦者や黒人スタッフに差別用語を投げかけたり、暴力を働いたりするケースが稀に起きているのも悲しい事実であるが。

人種の壁を超えて、ラグビーを若者世代に伝えて楽しもうとする白人住民はたくさんいる。例えば、我々と一緒にプレトリア・サニーサイド地区の少年サッカーチーム運営をしている南ア白人女子学生のシャネルは、機会があればサニーサイドの子供たち(ほとんど黒人住民)に彼女得意のラグビーを教える計画である。少年サッカーに使用しているグランドはラグビーに不向きなため残念ながら本格的なラグビーはプレーできないが、ラグビーボールを使ってのエクササイズは既に取り入れている。

さて、来るクリント・イーストウッド映画には豪華キャストが勢ぞろい!南アチームのラグビースター/キャプテンであったフランソワ・ピーナー(Francois Pienaar)をマット・デイモンが、ネルソン・マンデラをモーガン・フリーマンがつとめる。映画の公開は今年12月、ワーナーブラザーズより。

写真:The Bad and Ugly