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白人至上主義リーダーの殺害-南アフリカの行方は
4月3日、南アフリカの白人至上主義の政党リーダー、ユージーン・テレブランシュ氏(Eugene Terre Blanche)が殺害された事件が、国内外のメディアで大きく取り上 げられている。テレブランシュはアパルトヘイト時代に成立されたAfrikaner Weerstandsbeweging党(AWB:アフリカーナー抵抗運動党)の党首で今年69歳。ノースウェスト州の自宅の農場 で、雇い人2人と賃金の支払いを巡って争いになり、雇い人にノブキリ(先にコブがついた杖)とナタで殺された。 -
南アフリカで犯罪にあわないために:車上狙いを防ごう!
南アフリカ全国各地で頻繁に起こる犯罪のひとつが、カージャックやスマッシュ&グラブ。カージャックは、信号待ちや自宅の門が開くのを待っている間に、日夜の時間に関係なく起きています。南アに数十年住む知人は今までに何度もカージャックの現場を目撃していて、彼自身の車も一度カージャックで盗まれました。 -
ボランティアさんおーいーでー!
こちらの記事にも書いたように、プレトリアの子供たちのスポーツや趣味活動の指導ボランティアさんを募集中だよ。 無料で使える施設が、今のところ、地区の自治体管理の野外のスポーツ施設しかないので、やっぱりスポーツメインかな?という感じでやっています。スポーツ施設の名前はGeorge Brink Park(ジョージブリンクパーク)。今年は南アフリカでサッカーワールドカップがあるし、ワールドカップスタジアムのロフタススタジアム(Loftus Versfelt Stadium)がすぐ近くにあるし、ジョージブリンクパークにはフットサルのグランドがあるので、サッカーメインで行こう!と言っていたのだが、、、 サッカー指導者が見つからない! 別にサッカーが上手でなくても、「せめてサッカーのルールをきちんと知っている人」が必要なのは明らかなのだが、子供活動に参加している私を含めたメインの人員3人とも、実はサッカー知識が子供たちよりアイマイであるため、子供たちが不安げな顔をしている、、、ノダ(ゴメンね、子供たち、、、)。もちろん地元でサッカー指導者をリクルートしているのだが、約束していたのに練習に来なかったり遅れてきたりで、なかなか長続きしない。 このままでは、メイン要員の1人であるCちゃん(記事の写真にも載ってます)がラグビーメインで教えることになるかもしれない!Cちゃんは女子大生だが、ナナナナント!国内(世界でも!)強豪のラグビーチーム、ブルーブルズのレディースチームの一員なのだ。すごーい強いのだーーー!!!もちろんCちゃんはラグビーへの情熱と知識にあふれているので、ラグビーを教える方が楽しいだろう。ジョージブリンクパークはラグビーを練習するのに向いていないかもと夫が言うけれど。 こんな感じの子供たちのスポーツ活動(その他趣味活動もOK!)の指導をお手伝いしてくれる方、どんどんご連絡下さい。ちょっと治安の悪い地区で育つ子供たちをスポーツやその他の活動を通して応援していこうという活動です。活動場所やボランティア活動中の滞在場所は治安が良いところを確保してあります。お問い合わせ下さい。 -
課外活動ボランティア募集中!
私が運営に関わっている非営利組織(NPO)のADF(Africa Development Foundation)が、課外活動指導のボランティアを募集中です。南アフリカ共和国・プレトリア市内の小中学生の子供たちと、あなたの得意分野の活動を通して交流してみませんか? プロジェクトの要旨 南アフリカ、プレトリア市の中心街に近いサニーサイド(Sunnyside)という地区でのプロジェクトです。サニーサイドはアパートが多く、低中所得の黒人住民が多く居住します。失業率の高い南アフリカにおいて、サニーサイドも若者世代の失業率が高く、またアフリカ各国からの移民も多く、犯罪率も比較的高い場所として知られています。南アフリカの学校は大抵半日で終了し、子供たちは午後いっぱい自由になります。でもサニーサイドで暮らす子供たちは、学校から帰宅しても自由に遊ぶ場所が無かったり、犯罪を気にかけて外に自由に出回れないため、自宅付近でぶらぶらしたり、家の中にこもってテレビを見たりするしかありません。また、失業者が昼間からお酒を飲んでいたり、犯罪が横行する風景を見てすごすため、早い時期から犯罪に巻き込まれたり、犯罪に手を染める可能性が高いのです。こんなサニーサイドの子供たちが、放課後や週末にスポーツ、ゲーム、趣味の活動、補修学習といった活動に参加することによって、より積極的に学ぶ姿勢を取得することを目的としたプロジェクトです。 :::ADFプロジェクトのウェブサイトをご覧下さい。 活動場所 南アフリカ、プレトリア市、サニーサイド 参加条件 健康な20歳以上の男女。 下記のボランティア内容を例として、本人の得意分野を通して子供たちに教える意欲のある方。資格は必要ありません。 2週間以上参加できる方。 会話は現地語か英語になりますが、言葉が通じなくても、身振り手振りで子供たちとコミュニケーションを積極的に取れる方。英語が堪能である必要はありません。 物は豊かにありませんので、ボール1個で20人を教える!楽器なしで音楽を教える!といったガッツが必要です。 ボランティア参加者が充実した活動を行えるように、また参加者の安全を確保する為にADFがサポートいたしますが、本人の十分な自己管理と自己責任の能力が必要です。 渡航費用、保険費用、食費、宿泊費、交通費などは全て自己負担です。費用の目安情報提供や、宿泊施設のアレンジなどはお手伝いいたしますのでお問い合わせ下さい。 ボランティア活動内容 活動内容例:スポーツ(サッカー、バスケットボール、その他競技、体育、体操など)、ダンス、音楽、ゲーム(将棋やチェスなど)、絵画、工作、英語、算数、理科、その他科目。一つまたは複数の項目について指導していただきます。 活動時間は基本的に週日の2-3日と土曜です。大会や競争などがある場合には、日曜も活動があることもあります。週日の活動時間の増加も可能です。 現在のところ野外施設を使用してプロジェクトを行っていますので、野外で出きる活動が主になります。 参加費用 参加費はありませんが、渡航費、宿泊費、食費など必要経費は全て自己負担です。 1カ月の生活費(宿泊、食事、移動費など)は生活スタイルによって異なりますが、1500-2000アメリカドル以上が目安です。詳しい情報はお問い合わせください。 南アフリカへの航空券は往復1ヶ月FIXで10万円くらいからあります。各社航空券ウェブサイトをご覧下さい。 質問・申し込み お友達などと複数での申込みも可能です。 まずはこちらからお問い合わせ下さい。 -
丸くてカワイイ大統領の奥方たち
南ア大統領ズマ氏は一夫多妻婚をしていて、現在3人の奥さんがいるのだが、最近また別の女性との間に子供がいることが発覚し、国内外で取り沙汰された、、、日本でも少し記事になった(たとえばこの記事)。ズマ氏の一夫多妻はアフリカ各地で見られる一般的なもので、きちんと法制化されている。一夫多妻をするかしないかは本人の自由。最近は生活費用や養育費が高いからとか、キリスト教徒だからとかいう理由で、特に都市部では一夫一妻が多い。でも一夫一妻男性でも浮気して子供ができるケースとか、子供ができても結婚せずに、女性がシングルマザーになるケースはとても多い。日本を初め、一夫一妻の世界各国では、多くの男性が(、、、女性も)婚外交際して色んなドラマが展開している。一方一夫多妻では全ての奥さんの子供たちの養育はしっかり責任をもってするのが前提になるから、その点は良いのかもしれない、、、どっちもどっちだけどと思う今日この頃だ。 ズマ氏がこの度隠し子について公開したのは、南アの深刻な社会問題であるエイズ問題を意識したものとのこと。パートナーを隠すことは知らない間に相手にエイズを感染させる結果を引き起こしかねないからだ。んー、でも隠し子を持った時点でエイズ意識が低いのでは、、、以前からこの手の騒動が多いズマ氏にはエイズ関連団体から非難の声が高い。んー、来期は大統領では無くなっているかもね。それにしても、この隠し子で20人の子供がいることになったズマ氏。私だったらそんな大家族は大変すぎるワと思うけど、何度か多妻家族を訪ねた経験からすると、奥さんたちがおおらかで(互いに嫉妬して険悪になるケースもあるが、それは旦那さんと第一夫人の力量次第)、沢山兄弟姉妹がいて、楽しそうと言えば楽しそうかな、とも思ったりする。では自分が多妻婚で結婚できるか?というと、やっぱり一夫一妻がいいけど、子供が2人できると夫の心配より子供!って感じで、夫が浮気などしても、サイテーなヤツ!とは思うかもしれないが、あんまり感情的にならないんでは、などとも思う今日この頃だ。 とにもかくにも、私が気になったのはズマ氏の奥さんたち。太ってピチピチに丸いのが写真からもお分かりになるでしょう?アフリカにはすごく大きな女性たちが沢山いるが、南アフリカの一部黒人女性はただ太いのではなく、ちょっと背が低めでまん丸になる傾向があって、これがカワイラシイ!と私は思う。特に顔立ちがまん丸で、年のわりにとても若く見える。写真の一番左端の女性が最近正妻となった女性で、36歳。丸いせいか、30代に入ったばかりにしかみえない!私(33歳)より若いのかな?と思っていたのに、、、。以前にいたジンバブエだと黒人女性は日本人と比べて老けて見えたが、南アのまん丸女性の場合はその反対なのだ。私はやせ気味で、肉が落ちると老けて見えてしまうから、この真ん丸さはややうらやましい、、、世界中で痩せた女性が流行していて、ダイエットをしないと罪悪感を感じるくらいだが、アフリカではどどんと丸っこい女性たちが堂々としている。物の豊かな南アフリカまでくると、丸っこいアフリカ女性たちも気にしてダイエットをしたりエクササイズをしたりしているけれど。こんな環境にいると、日本にいたときほど体重が気にならなくなってしまった私である。うーん、日本はストレス社会というけれど、ダイエットも余分なストレスだよねえと思う。 皆さん、アフリカに来て、丸い女性たちに囲まれてダイエットを忘れましょう!(日本ほど食べ物が豊かに無いので、自然なダイエットにもつながる可能性もあります♪) -
海外のケータイ(BB)で日本語使えるのは感激!
Twitterのニュース速報でもお知らせしたように、手持ちのブラックベリー(夫の、だけど)で日本語の閲覧、タイプができるようになった。ブラックベリーを初め、アフリカで購入する携帯電話は日本語をタイプできないのはもちろん、日本語も文字化けしてしまって見ることができない。Windowsモバイルが導入されたスマートフォンやIフォンは日本語読み書きが簡単にできるようだが、ブラックベリーはできない。日本語を見れるIフォンを買えばよかったのにーと夫に無理な不平を言っていたのだが、ブーブー不満を言うのと同時に、なんとか日本語読み書きソフトを導入できないかサーチしていた私である。 日本で購入するブラックベリーには、もちろん日本語読み書き機能があらかじめ導入されている。英語サイトで、海外販売のBB(ブラックベリー)に日本語インストールをする方法を2-3日検索した結果、ようやく方法が判明。東アジア圏言語をカバーする海外諸国のBB販売元のOSをインストールするのである。ただし、OSに含まれる販売元のファイルをひとつ削除する必要あり。このような指示に従って、眠い目をこすりながら1-2時間の再インストールを決行。インストールが終わったかなと思ったときには夜の1時くらいで、ハルカの授乳でいつも寝不足気味なのに拍車がかかるな、、、と思いつつ、日本語が読めるかしら!とワクワクしながらBBのスクリーンをチェックすると! まだ文字化けしている、、、、 悲しい、、、とがっかりしたと同時にハルカが泣き出したので、インストールは一時中止し、翌日に持ち越し。朝早くからまたBBでインターネットを閲覧し、インストール方法を再検討。もう一回やってみよう、はーっとため息をつきながら新しい手法で試してみると! 日本語が見れました♪ さらに! 日本語のタイプもできました♪ 自動的に日本語が導入されないのでBBがキライになってきていた私だが、本日一気に「BB大好き♪」になりました。海外にいると、日本では苦労しなくてよいこーんな点に、四苦八苦するものです。達成感はあるけどね。 追加レポート 他社のソフトウェアを導入したせいか、メール設定や時間設定がややおかしくなってしまったようだ、、、だが、夫に言うと元のソフトウェア(日本語なしの!)にもどせー!と言われそうなので、まだ真実を告げていない、、、 -
うちはお風呂場です
昨日夫が仕事先のお客さん宅におよばれして、今日は頭が痛いといいつつ起きながら(二日酔い)、お客さん宅はでかかったぞーと言う。お客さんは南アフリカの大手IT企業のオーナーで、ヨハネスブルグの高級住宅地の大きな家に住んでいるらしい。こちらの豪邸はほんとに大きいけれど、不動産売買をしていた夫も驚きのでかさであったらしい。「玄関ホールが我が家より大きかったゾ」と夫。我が家は66平方メートルの小さな2部屋アパート。では、我が家はオーナーさんの家のどこの部分の大きさかね?と尋ねたら、「プールの横についた風呂場&トイレくらいかな」とケタケタ笑う夫は更に、「オーナーさんが、僕もがんばればこれくらい大きな家に住めるよって言ってたよ」と笑う。その大きなお宅の写真をできれば撮ってきてほしいが無理かもしれないので、売り出し中のプレトリア市の豪邸の写真をご覧下さい。こちら価格は1700万ラント、日本円で1億9千八百万円くらい。土地は1600平方メートル。我が家の向かいの高級住宅地にあります。プレトリアでこの価格の家は高いほうだけど、ヨハネスやケープタウンにはこの数倍する住宅が沢山あります。それでも大きさと広さを見れば、日本よりも格安ですね。 入り口からしてでかいでしょ? ホームシアターがあるのは当たり前。ヘリコプター発着所がついたお宅も。 豪華でしょ?写真、情報はRE/MAXより。 -
ミッション・ベリー・ポシブル
昨日Twitter(いまなにしてる?)でお知らせしたように、私が住んでいるアパートの塀の内側に、ドロボーの足跡がペタペタとついていたのを庭師さんが発見した。塀の上部には電気フェンスが張り巡らしてあるのだが、実は以前からこの電気フェンスを乗り越えて入ってくるドロボーによる盗難事件が相次いでいたので、私は電気フェンスが故障していると疑っていた。犯罪率の高い南アフリカでは、鉄条網より電気フェンスに信頼が置かれている。私も大胆な南アの犯罪者も電気フェンスを乗り越えるのはさすがに無理だろう、それはミッション・インポシブル(Mission Impossible、、、不可能な任務)だ!と確信していたのである。しかし電気フェンスも故障しているのでは役立たずなので、以前夫にフェンスを触ってみるように勧めたのだが、電気ショックを恐れた夫は(当然)拒否。しかし、今回はしっかりとドロボーの足跡を確認して心配になったのか、服の上から電気フェンスを触ってみた夫。すると、確かにかなりのショックを感じたとのことだ(みなさん、真似はしないでください)。ではドロボーは電気ショックでヨレヨレになりつつ、ミッション・インポシブルを克服したすのであろうか?と頭を悩ましていたら、なんと実は、、、 電気フェンス乗り越えはミッション・ベリー・ポシブル(Mission Very Possible:簡単な任務)! ・・・警備員の告白より。 私が住む住宅地には現在2000戸くらいのアパートが建設されていて、常駐の警備員たちがいる。彼らによれば、電気フェンス乗り越えは、以下に示した方法によってミッション・インポシブルではなく、ミッション・ベリー・ポシブルとなる、、、 (電気フェンスを乗り越える方法) 必要なもの:タオルと多少ショックを感じる勇気 方法:電気フェンスをタオルの上から握って、塀を乗り越える。 隣の2,3のアパートでもしばしば盗難があり、付近の電気フェンスと塀の内側にタオルが落ちていた、と警備員。夫が服の上から電気フェンスを触ることができたように、タオルを使えば電気ショックを受けつつもなんとか乗り越えることはできるようだ。ということは、電気フェンスは役に立たない?「うーん、無いよりましなんじゃないの?」と夫。日本では電気フェンスなんて見るとまあすごい!絶対に入り込めない!と受け取られるかもしれないが、南アフリカではフフン、と軽く『タオルで』あしらわれてしまう、ミッション・ベリー・ポシブルな存在なのである! 私が住んでいるアパートの周囲にぐるりとめぐらしてある塀と電気フェンス。 タオルを使ってドロボーたちが乗り越えてきます。 なんて感心している場合ではない。我が家は塀のすぐ隣にあるので。南アフリカ在住の皆さま、気をつけましょう。 Cross Index社の南アフリカレポート『南アフリカの高い犯罪率が生みだすセキュリティ需要』(執筆時は電気フェンスにもう少し信頼を置いていたのだけど、、、)も合わせてご覧ください。 -
星空の下、南アのエイリアン映画、ディストリクト9を見る
さて、ディストリクト9(District 9)見てきたよー!ハルカが生後1ヶ月だし、レンはいたずら盛りだから映画館なんてとても連れて行けないし(ディストリクト9は16歳以下はダメだし)、「ディストリクト9見に行きたいから、ちょっと子供2人預かってくれる?」なあんて友達に頼むのも気が引けるわ、と思ってなかなか見に行く機会が無かった。しかし!先日(10月2日)にディストリクト9の記事をHi from Africaにアップした後ちょっと調べたら、近所の巨大ショッピングモールのドライブインにて、先週末から今週にかけて1週間だけ、ディストリクト9が放映されているではないか!ああ、これは神さまが私に、ぜひ見に行きなさいと言ってくれたのだワ(涙)というわけで、映画は大好きだが映画館は嫌い(、、、理由はいろいろあるらしい)な夫に、「ドライブインだったらいいでしょ?レンも(ほんとはダメだけど)隠れて行けるし、ハルカも車で眠ってればいいんだし」と説得して、6日の夜に出かけました♪ メンリンパークの屋上ドライブイン。ちょっと見にくいけれど、大きなスクリーンの背景に見えるのはプレトリア市の夜景。 ドライブインでは夜9時半からディストリクト9が始まるとあったのに、我々が到着した9時15分の時点で、すでに映画が15分くらい始まっていたようだ。なんてこったい!初めの部分を逃してしまって不満だったけれど、映画の展開がとても速くて、すぐに文句を言うのも忘れて家族全員映画にのめりこんでしまった(ハルカは寝ていたが)。話の内容は、28年前、ヨハネスブルク市上空にエイリアンが巨大な宇宙船でやってきて、人間たちを驚かせた。どうやら宇宙船に問題がおきて動けなくなり、エイリアンたちは地球で難民となった。エイリアンは人間から隔離されたディストリクト9に住まわされ、地区は貧しく犯罪に満ちたスラムとなり、南ア政府がエイリアン難民をディストリクト10に強制移住を図る。主人公のヴィーカスは、政府に移住プロジェクトの委託を受けた軍事関連企業の元、プロジェクトリーダーとしてD9に入る。そしてあるエイリアンの小屋で、得たいの知れない液体を浴び、エイリアンと企業の秘密にどんどんと巻き込まれていくことになる、、、!ストーリー展開は推測しやすそうで、実はなかなか分からないというサスペンスに満ちていて、最後の最後までとても楽しめました。以下、私の感想です。 話の展開が速く、主人公は期待を裏切らない正統派の正義の味方のキャラ、ストーリはシンプルなのでおもしろくて分かりやすい。また、シリアスになりすぎず、コミカルでユーモアのあふれる展開になっている。エイリアンやエイリアンの武器、宇宙船の特殊撮影など、エンターテイメント性も高い。 エイリアンは2008年の移民襲撃事件、ディストリクト9はケープタウンのディストリクト6、スラムは南ア各地に見られるインフォーマル住宅地、エイリアン隔離はアパルトヘイト、など南アの社会事情を連想させる点が多い。そのため、南ア事情を知っている人たちにはまた格段におもしろいと思う。 スラムというのが、ほんとにすごいスラムの様相を示していて、あーすごいなーと思ってみていたが、映画の中ではここにエイリアンが住んでいても、実際には南アフリカ住民が毎日暮らしているわけだし、移民襲撃事件の時やデモがあったときは警察ヘリが飛び交ったり重装備警察と住民が打ち合ったりと、ディストリクト9のアクション顔負けのシーンが実際に展開したのだから、やはりすごい社会問題だ。撮影が行われたインフォーマル住宅地の住民は、一部は撮影に対して好意的(撮影側から支払いがあったから)、一部は搾取されたと感じているとのこと。下のリンク記事を参照。 ナイジェリア人がディストリクト9でエイリアン相手に商売(商店、武器売買、売春など)をするギャングとして描かれていて、ギャングリーダー(その名もオバサンジョ)がエイリアンパワー獲得のエイリアンの肉を食べるという話は、ちょっとステレオタイプされすぎかと思った。ビジネス運を高めるために人間、特に子供の肉や内臓を魔術に使うのは、南部アフリカ諸国では実際にある。映画の中ではナイジェリア人のみがギャングであったり人の肉を食べたりするように描かれているが、南アでは南ア人ギャングや人肉取引が多いのが事実だ。こんなに悪く描かれてしまったナイジェリア人は当然ハッピーでない。下のリンクを参照。 モールの屋上のドライブイン、流れ星を背景に展開した南アフリカのエイリアンムービーは格別でした。アメリカではこの夏トップの大ヒット。興行売上9千万ドル(1ドル100円で換算して90億円)だそう。日本ではいつ公開されるのか分からないが、見る機会があればぜひどうぞ。以下情報リンクです。 映画撮影が行われたヨハネスブルク市ソウェトにあるインフォーマル住宅地区住民の、映画に対する思い。この住宅地住民も、映画のエイリアンと同じように、政府により強制立ち退きを迫られている。guardian.co.uk より。 ナイジェリアはディストリクト9に否定的、、、。CBC Newsより。 こちら、プロットを読むとストーリーが分かりすぎてしまうので、全部読まないほうが良いかも。撮影に関する裏話は南ア事情を説明しているので面白い。ディストリクト9Wikipedia 監督と主人公を演じた俳優は、2005年に外国移民問題を扱う短いドキュメンタリーを撮影した。Spy Films メンリンパーク・ドライブイン。 星空の下、夜景を見ながらリラックスして映画を鑑賞できる。 このたびディストリクト9を見たドライブインは、メンリンパーク(Menlyn Park)という巨大ショッピングモールの屋上にあります。メンリンパークはアフリカ最大のモールだそうで、以前にブログで紹介したプレトリア市上空30メートルでパーティーを!といった様々なアトラクションがあり、こちらのドライブインも、世界で初めて屋上に設置されたとのこと。星空の下、プレトリア市の夜景を見下ろしながら、巨大スクリーンに映し出される映画を見るのは最高!レンも目をキラキラさせながら初めて見る大きな映画スクリーンを凝視(ほんと、興奮しすぎてほとんど動かなかったです)してました。値段は車一台65ラント、9アメリカドルくらい(1US$=7.3R)。水曜は半額。またたびたび出かけよう。メンリンパーク・ドライブインのサイトはこちら。 -
水道、電気、仕事、賃上げ! をデモとストライキの南アフリカ
ここ数週間、南アフリカ全国やストライキが起きている。ブログで報告したW杯スタジアム建設労働者のよる賃上げストライキの他、政府関連施設職員、、、病院、自治体、公共交通機関など、、、による賃上げストライキが起きている。また、低所得者住宅地、特にインフォーマル住宅地(許可無しに掘っ立て小屋などが建設された住宅地)にて政府に生活水準向上サービス(上下水道、電気の付設など)や仕事を要求するデモが起き、デモ鎮圧の為の警察と衝突してゴム弾丸が飛び交うといった状況である。デモの怒りと興奮が、外国移民住民に対する暴力に発展した住宅地もある。市長の自宅に放火した地区もあった。 イーストラント(ハウテン州)のソコザ地区住民による、サービス改善(上下水道、ゴミ収集など)を訴えるデモ暴動。低所得住民がアパートや掘っ立て小屋に住む。デモに参加したのは無職の若者が多いという。(Photo&Story: SABC News) 今、南アフリカは冬の季節(6月ー8月ごろまで)である。昨年の外国移民襲撃事件も、寒い冬の季節に起きたなあと思う。南アフリカの寒い季節には、アフリカといっても暖房が必用なくらいに冷え込む。日本の冬と比べれば全く温暖な冬なのだが、こちらに数年間暮らすと、他の季節と比べてかなり寒いので、冷えるなー!と思う。住民は毛糸の帽子、マフラー、コート、ブーツ(女性)で完全防備している。多くの住宅地では電気が普及しているから、住民は電気暖房を屋内で使用するのが普通である。しかしインフォーマル住宅地には電気や上下水施設が無いから、住民は薪や石炭を燃やしたり、時には古いタイヤを燃したりして料理をしたり暖をとったりしている。とは言っても住いは掘っ立て小屋だから十分に暖はとれないだろうし、仕事が無いから働き盛りの男女が一日中住宅地でウロウロし、小銭が入れば暖をとるのを口実にお酒を昼間から飲むことにもなるだろう、、、私の近所のインフォーマル住宅地の住民が、いつも安酒を買っているのを見る。こうなれば住民の間で興奮とストレスが高まり、デモにもなるのかなと思う。 政府関連施設の職員によるストライキは、15%ほどの賃上げを要求するもの。これらの施設で雇用される職員には、清掃員、ゴミ収集職員など技術レベルは低いが日常生活に欠かすことのできないサービス従事者たちが多くいて、多くが低賃金である。ビデオでも見られるように、今回のストライキでこれらのサービスが停止し、ストライキ参加者はデモンストレーションのために通りにゴミ箱のゴミを放りなげたりしている。また、実際の仕事をする職員と、トップマネージメントレベルの職員の賃金差が大きいのも不満のひとつだろう。更に、ビデオで組合長がコメントしているように、マネージメント職員にはしばしば数10%の昇給が与えられる(自分たちで給料を決めることができるので)のに、一般職員の昇給は今回のような大がかりなストライキをしても10%台にとどまる。 自治体職員ストライキによって散在されたゴミ箱自治体職員ストライキによって散在されたゴミ箱(photo: SABC News) 今回のデモやストライキが全国で比較的大規模に起きている原因には、世界不況の影響で失業率が南アフリカでも高くなっている事実もある。物価上昇も未だ続いている。さらにさらに!こんなにタイヘンな経済状況下、今年大統領となったズマ氏が、『新たな就職先50万件を創出する!』とスピーチで述べたため、国民の政府への期待と要求が高まっているようだ。50万就職スピーチの後数か月たったが、不況で失業者が増加するニュースは聞くけれど、仕事先が増加したニュースは聞かない。かわりに、新政府が新しい省庁をつくったので経費が重むとか、新大臣/政府高官が新しい公用車に1億円2億円使ったとか、不況なのに政府の出費が大きい!というクレームが野党から出ている。これが毎日のように新聞やニュースで報道されるから、一般住民も仕事くれ!賃上げしてくれ!と言いたくもなるだろう。 1994年の民主化後、南アフリカ国内経済は成長と発展を遂げ、中産階級黒人の数と財力は増加した。その一方で、低レベル教育(南アフリカの公共教育システムはかなり低レベルにとどまっている)と高い失業率が蔓延する低所得住民の間では、経済発展の恩恵をほとんど得ることが出来ていない、政府は我々の声、、、生活水準の改善と、仕事を!、、、を聞いてくれないという意識が高まっているようだ。民主化後、黒人にも経済チャンスは与えられたが、チャンスにありつくことができたのは小数の黒人住民のみで、その他は低所得にとどまっている。更に、民主化以前と比べて、南アフリカ住民の所得格差が拡がっているという意見も多く聞かれる。南アフリカで2年間暮らしてみて、この点を毎日の生活から実際に感じることができる。今後、南アフリカの所得格差の中、住民がどのように生活しているのか、何を感じているのかレポートしていきたい。