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課外活動ボランティア募集中!

私が運営に関わっている非営利組織(NPO)のADF(Africa Development Foundation)が、課外活動指導のボランティアを募集中です。南アフリカ共和国・プレトリア市内の小中学生の子供たちと、あなたの得意分野の活動を通して交流してみませんか?

プロジェクトの要旨

南アフリカ、プレトリア市の中心街に近いサニーサイド(Sunnyside)という地区でのプロジェクトです。サニーサイドはアパートが多く、低中所得の黒人住民が多く居住します。失業率の高い南アフリカにおいて、サニーサイドも若者世代の失業率が高く、またアフリカ各国からの移民も多く、犯罪率も比較的高い場所として知られています。南アフリカの学校は大抵半日で終了し、子供たちは午後いっぱい自由になります。でもサニーサイドで暮らす子供たちは、学校から帰宅しても自由に遊ぶ場所が無かったり、犯罪を気にかけて外に自由に出回れないため、自宅付近でぶらぶらしたり、家の中にこもってテレビを見たりするしかありません。また、失業者が昼間からお酒を飲んでいたり、犯罪が横行する風景を見てすごすため、早い時期から犯罪に巻き込まれたり、犯罪に手を染める可能性が高いのです。こんなサニーサイドの子供たちが、放課後や週末にスポーツ、ゲーム、趣味の活動、補修学習といった活動に参加することによって、より積極的に学ぶ姿勢を取得することを目的としたプロジェクトです。

:::ADFプロジェクトのウェブサイトをご覧下さい。

活動場所

南アフリカ、プレトリア市、サニーサイド

参加条件

健康な20歳以上の男女。 下記のボランティア内容を例として、本人の得意分野を通して子供たちに教える意欲のある方。資格は必要ありません。 2週間以上参加できる方。 会話は現地語か英語になりますが、言葉が通じなくても、身振り手振りで子供たちとコミュニケーションを積極的に取れる方。英語が堪能である必要はありません。 物は豊かにありませんので、ボール1個で20人を教える!楽器なしで音楽を教える!といったガッツが必要です。 ボランティア参加者が充実した活動を行えるように、また参加者の安全を確保する為にADFがサポートいたしますが、本人の十分な自己管理と自己責任の能力が必要です。 渡航費用、保険費用、食費、宿泊費、交通費などは全て自己負担です。費用の目安情報提供や、宿泊施設のアレンジなどはお手伝いいたしますのでお問い合わせ下さい。

ボランティア活動内容

活動内容例:スポーツ(サッカー、バスケットボール、その他競技、体育、体操など)、ダンス、音楽、ゲーム(将棋やチェスなど)、絵画、工作、英語、算数、理科、その他科目。一つまたは複数の項目について指導していただきます。 活動時間は基本的に週日の2-3日と土曜です。大会や競争などがある場合には、日曜も活動があることもあります。週日の活動時間の増加も可能です。 現在のところ野外施設を使用してプロジェクトを行っていますので、野外で出きる活動が主になります。

参加費用

参加費はありませんが、渡航費、宿泊費、食費など必要経費は全て自己負担です。 1カ月の生活費(宿泊、食事、移動費など)は生活スタイルによって異なりますが、1500-2000アメリカドル以上が目安です。詳しい情報はお問い合わせください。 南アフリカへの航空券は往復1ヶ月FIXで10万円くらいからあります。各社航空券ウェブサイトをご覧下さい。

質問・申し込み

お友達などと複数での申込みも可能です。 まずはこちらからお問い合わせ下さい。

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丸くてカワイイ大統領の奥方たち

右から第一夫人、ズマ氏、第二夫人(35歳)、第三夫人(36歳)。他にフィアンセも!

南ア大統領ズマ氏は一夫多妻婚をしていて、現在3人の奥さんがいるのだが、最近また別の女性との間に子供がいることが発覚し、国内外で取り沙汰された、、、日本でも少し記事になった(たとえばこの記事)。ズマ氏の一夫多妻はアフリカ各地で見られる一般的なもので、きちんと法制化されている。一夫多妻をするかしないかは本人の自由。最近は生活費用や養育費が高いからとか、キリスト教徒だからとかいう理由で、特に都市部では一夫一妻が多い。でも一夫一妻男性でも浮気して子供ができるケースとか、子供ができても結婚せずに、女性がシングルマザーになるケースはとても多い。日本を初め、一夫一妻の世界各国では、多くの男性が(、、、女性も)婚外交際して色んなドラマが展開している。一方一夫多妻では全ての奥さんの子供たちの養育はしっかり責任をもってするのが前提になるから、その点は良いのかもしれない、、、どっちもどっちだけどと思う今日この頃だ。

ズマ氏がこの度隠し子について公開したのは、南アの深刻な社会問題であるエイズ問題を意識したものとのこと。パートナーを隠すことは知らない間に相手にエイズを感染させる結果を引き起こしかねないからだ。んー、でも隠し子を持った時点でエイズ意識が低いのでは、、、以前からこの手の騒動が多いズマ氏にはエイズ関連団体から非難の声が高い。んー、来期は大統領では無くなっているかもね。それにしても、この隠し子で20人の子供がいることになったズマ氏。私だったらそんな大家族は大変すぎるワと思うけど、何度か多妻家族を訪ねた経験からすると、奥さんたちがおおらかで(互いに嫉妬して険悪になるケースもあるが、それは旦那さんと第一夫人の力量次第)、沢山兄弟姉妹がいて、楽しそうと言えば楽しそうかな、とも思ったりする。では自分が多妻婚で結婚できるか?というと、やっぱり一夫一妻がいいけど、子供が2人できると夫の心配より子供!って感じで、夫が浮気などしても、サイテーなヤツ!とは思うかもしれないが、あんまり感情的にならないんでは、などとも思う今日この頃だ。

とにもかくにも、私が気になったのはズマ氏の奥さんたち。太ってピチピチに丸いのが写真からもお分かりになるでしょう?アフリカにはすごく大きな女性たちが沢山いるが、南アフリカの一部黒人女性はただ太いのではなく、ちょっと背が低めでまん丸になる傾向があって、これがカワイラシイ!と私は思う。特に顔立ちがまん丸で、年のわりにとても若く見える。写真の一番左端の女性が最近正妻となった女性で、36歳。丸いせいか、30代に入ったばかりにしかみえない!私(33歳)より若いのかな?と思っていたのに、、、。以前にいたジンバブエだと黒人女性は日本人と比べて老けて見えたが、南アのまん丸女性の場合はその反対なのだ。私はやせ気味で、肉が落ちると老けて見えてしまうから、この真ん丸さはややうらやましい、、、世界中で痩せた女性が流行していて、ダイエットをしないと罪悪感を感じるくらいだが、アフリカではどどんと丸っこい女性たちが堂々としている。物の豊かな南アフリカまでくると、丸っこいアフリカ女性たちも気にしてダイエットをしたりエクササイズをしたりしているけれど。こんな環境にいると、日本にいたときほど体重が気にならなくなってしまった私である。うーん、日本はストレス社会というけれど、ダイエットも余分なストレスだよねえと思う。 皆さん、アフリカに来て、丸い女性たちに囲まれてダイエットを忘れましょう!(日本ほど食べ物が豊かに無いので、自然なダイエットにもつながる可能性もあります♪)

海外のケータイ(BB)で日本語使えるのは感激!

Twitterのニュース速報でもお知らせしたように、手持ちのブラックベリー(夫の、だけど)で日本語の閲覧、タイプができるようになった。ブラックベリーを初め、アフリカで購入する携帯電話は日本語をタイプできないのはもちろん、日本語も文字化けしてしまって見ることができない。Windowsモバイルが導入されたスマートフォンやIフォンは日本語読み書きが簡単にできるようだが、ブラックベリーはできない。日本語を見れるIフォンを買えばよかったのにーと夫に無理な不平を言っていたのだが、ブーブー不満を言うのと同時に、なんとか日本語読み書きソフトを導入できないかサーチしていた私である。

日本で購入するブラックベリーには、もちろん日本語読み書き機能があらかじめ導入されている。英語サイトで、海外販売のBB(ブラックベリー)に日本語インストールをする方法を2-3日検索した結果、ようやく方法が判明。東アジア圏言語をカバーする海外諸国のBB販売元のOSをインストールするのである。ただし、OSに含まれる販売元のファイルをひとつ削除する必要あり。このような指示に従って、眠い目をこすりながら1-2時間の再インストールを決行。インストールが終わったかなと思ったときには夜の1時くらいで、ハルカの授乳でいつも寝不足気味なのに拍車がかかるな、、、と思いつつ、日本語が読めるかしら!とワクワクしながらBBのスクリーンをチェックすると!

まだ文字化けしている、、、、

悲しい、、、とがっかりしたと同時にハルカが泣き出したので、インストールは一時中止し、翌日に持ち越し。朝早くからまたBBでインターネットを閲覧し、インストール方法を再検討。もう一回やってみよう、はーっとため息をつきながら新しい手法で試してみると!

日本語が見れました♪

さらに!

日本語のタイプもできました♪

自動的に日本語が導入されないのでBBがキライになってきていた私だが、本日一気に「BB大好き♪」になりました。海外にいると、日本では苦労しなくてよいこーんな点に、四苦八苦するものです。達成感はあるけどね。

追加レポート

他社のソフトウェアを導入したせいか、メール設定や時間設定がややおかしくなってしまったようだ、、、だが、夫に言うと元のソフトウェア(日本語なしの!)にもどせー!と言われそうなので、まだ真実を告げていない、、、

うちはお風呂場です

昨日夫が仕事先のお客さん宅におよばれして、今日は頭が痛いといいつつ起きながら(二日酔い)、お客さん宅はでかかったぞーと言う。お客さんは南アフリカの大手IT企業のオーナーで、ヨハネスブルグの高級住宅地の大きな家に住んでいるらしい。こちらの豪邸はほんとに大きいけれど、不動産売買をしていた夫も驚きのでかさであったらしい。「玄関ホールが我が家より大きかったゾ」と夫。我が家は66平方メートルの小さな2部屋アパート。では、我が家はオーナーさんの家のどこの部分の大きさかね?と尋ねたら、「プールの横についた風呂場&トイレくらいかな」とケタケタ笑う夫は更に、「オーナーさんが、僕もがんばればこれくらい大きな家に住めるよって言ってたよ」と笑う。その大きなお宅の写真をできれば撮ってきてほしいが無理かもしれないので、売り出し中のプレトリア市の豪邸の写真をご覧下さい。こちら価格は1700万ラント、日本円で1億9千八百万円くらい。土地は1600平方メートル。我が家の向かいの高級住宅地にあります。プレトリアでこの価格の家は高いほうだけど、ヨハネスやケープタウンにはこの数倍する住宅が沢山あります。それでも大きさと広さを見れば、日本よりも格安ですね。

入り口からしてでかいでしょ? ホームシアターがあるのは当たり前。ヘリコプター発着所がついたお宅も。 豪華でしょ?写真、情報はRE/MAXより。

星空の下、南アのエイリアン映画、ディストリクト9を見る

さて、ディストリクト9(District 9)見てきたよー!ハルカが生後1ヶ月だし、レンはいたずら盛りだから映画館なんてとても連れて行けないし(ディストリクト9は16歳以下はダメだし)、「ディストリクト9見に行きたいから、ちょっと子供2人預かってくれる?」なあんて友達に頼むのも気が引けるわ、と思ってなかなか見に行く機会が無かった。しかし!先日(10月2日)にディストリクト9の記事をHi from Africaにアップした後ちょっと調べたら、近所の巨大ショッピングモールのドライブインにて、先週末から今週にかけて1週間だけ、ディストリクト9が放映されているではないか!ああ、これは神さまが私に、ぜひ見に行きなさいと言ってくれたのだワ(涙)というわけで、映画は大好きだが映画館は嫌い(、、、理由はいろいろあるらしい)な夫に、「ドライブインだったらいいでしょ?レンも(ほんとはダメだけど)隠れて行けるし、ハルカも車で眠ってればいいんだし」と説得して、6日の夜に出かけました♪

メンリンパークの屋上ドライブイン。ちょっと見にくいけれど、大きなスクリーンの背景に見えるのはプレトリア市の夜景。

ドライブインでは夜9時半からディストリクト9が始まるとあったのに、我々が到着した9時15分の時点で、すでに映画が15分くらい始まっていたようだ。なんてこったい!初めの部分を逃してしまって不満だったけれど、映画の展開がとても速くて、すぐに文句を言うのも忘れて家族全員映画にのめりこんでしまった(ハルカは寝ていたが)。話の内容は、28年前、ヨハネスブルク市上空にエイリアンが巨大な宇宙船でやってきて、人間たちを驚かせた。どうやら宇宙船に問題がおきて動けなくなり、エイリアンたちは地球で難民となった。エイリアンは人間から隔離されたディストリクト9に住まわされ、地区は貧しく犯罪に満ちたスラムとなり、南ア政府がエイリアン難民をディストリクト10に強制移住を図る。主人公のヴィーカスは、政府に移住プロジェクトの委託を受けた軍事関連企業の元、プロジェクトリーダーとしてD9に入る。そしてあるエイリアンの小屋で、得たいの知れない液体を浴び、エイリアンと企業の秘密にどんどんと巻き込まれていくことになる、、、!ストーリー展開は推測しやすそうで、実はなかなか分からないというサスペンスに満ちていて、最後の最後までとても楽しめました。以下、私の感想です。

話の展開が速く、主人公は期待を裏切らない正統派の正義の味方のキャラ、ストーリはシンプルなのでおもしろくて分かりやすい。また、シリアスになりすぎず、コミカルでユーモアのあふれる展開になっている。エイリアンやエイリアンの武器、宇宙船の特殊撮影など、エンターテイメント性も高い。 エイリアンは2008年の移民襲撃事件、ディストリクト9はケープタウンのディストリクト6、スラムは南ア各地に見られるインフォーマル住宅地、エイリアン隔離はアパルトヘイト、など南アの社会事情を連想させる点が多い。そのため、南ア事情を知っている人たちにはまた格段におもしろいと思う。 スラムというのが、ほんとにすごいスラムの様相を示していて、あーすごいなーと思ってみていたが、映画の中ではここにエイリアンが住んでいても、実際には南アフリカ住民が毎日暮らしているわけだし、移民襲撃事件の時やデモがあったときは警察ヘリが飛び交ったり重装備警察と住民が打ち合ったりと、ディストリクト9のアクション顔負けのシーンが実際に展開したのだから、やはりすごい社会問題だ。撮影が行われたインフォーマル住宅地の住民は、一部は撮影に対して好意的(撮影側から支払いがあったから)、一部は搾取されたと感じているとのこと。下のリンク記事を参照。 ナイジェリア人がディストリクト9でエイリアン相手に商売(商店、武器売買、売春など)をするギャングとして描かれていて、ギャングリーダー(その名もオバサンジョ)がエイリアンパワー獲得のエイリアンの肉を食べるという話は、ちょっとステレオタイプされすぎかと思った。ビジネス運を高めるために人間、特に子供の肉や内臓を魔術に使うのは、南部アフリカ諸国では実際にある。映画の中ではナイジェリア人のみがギャングであったり人の肉を食べたりするように描かれているが、南アでは南ア人ギャングや人肉取引が多いのが事実だ。こんなに悪く描かれてしまったナイジェリア人は当然ハッピーでない。下のリンクを参照。

モールの屋上のドライブイン、流れ星を背景に展開した南アフリカのエイリアンムービーは格別でした。アメリカではこの夏トップの大ヒット。興行売上9千万ドル(1ドル100円で換算して90億円)だそう。日本ではいつ公開されるのか分からないが、見る機会があればぜひどうぞ。以下情報リンクです。

映画撮影が行われたヨハネスブルク市ソウェトにあるインフォーマル住宅地区住民の、映画に対する思い。この住宅地住民も、映画のエイリアンと同じように、政府により強制立ち退きを迫られている。guardian.co.uk より。 ナイジェリアはディストリクト9に否定的、、、。CBC Newsより。 こちら、プロットを読むとストーリーが分かりすぎてしまうので、全部読まないほうが良いかも。撮影に関する裏話は南ア事情を説明しているので面白い。ディストリクト9Wikipedia 監督と主人公を演じた俳優は、2005年に外国移民問題を扱う短いドキュメンタリーを撮影した。Spy Films

メンリンパーク・ドライブイン。 星空の下、夜景を見ながらリラックスして映画を鑑賞できる。

このたびディストリクト9を見たドライブインは、メンリンパーク(Menlyn Park)という巨大ショッピングモールの屋上にあります。メンリンパークはアフリカ最大のモールだそうで、以前にブログで紹介したプレトリア市上空30メートルでパーティーを!といった様々なアトラクションがあり、こちらのドライブインも、世界で初めて屋上に設置されたとのこと。星空の下、プレトリア市の夜景を見下ろしながら、巨大スクリーンに映し出される映画を見るのは最高!レンも目をキラキラさせながら初めて見る大きな映画スクリーンを凝視(ほんと、興奮しすぎてほとんど動かなかったです)してました。値段は車一台65ラント、9アメリカドルくらい(1US$=7.3R)。水曜は半額。またたびたび出かけよう。メンリンパーク・ドライブインのサイトはこちら。

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水道、電気、仕事、賃上げ! をデモとストライキの南アフリカ

ここ数週間、南アフリカ全国やストライキが起きている。ブログで報告したW杯スタジアム建設労働者のよる賃上げストライキの他、政府関連施設職員、、、病院、自治体、公共交通機関など、、、による賃上げストライキが起きている。また、低所得者住宅地、特にインフォーマル住宅地(許可無しに掘っ立て小屋などが建設された住宅地)にて政府に生活水準向上サービス(上下水道、電気の付設など)や仕事を要求するデモが起き、デモ鎮圧の為の警察と衝突してゴム弾丸が飛び交うといった状況である。デモの怒りと興奮が、外国移民住民に対する暴力に発展した住宅地もある。市長の自宅に放火した地区もあった。

イーストラント(ハウテン州)のソコザ地区住民による、サービス改善(上下水道、ゴミ収集など)を訴えるデモ暴動。低所得住民がアパートや掘っ立て小屋に住む。デモに参加したのは無職の若者が多いという。(Photo&Story: SABC News)

今、南アフリカは冬の季節(6月ー8月ごろまで)である。昨年の外国移民襲撃事件も、寒い冬の季節に起きたなあと思う。南アフリカの寒い季節には、アフリカといっても暖房が必用なくらいに冷え込む。日本の冬と比べれば全く温暖な冬なのだが、こちらに数年間暮らすと、他の季節と比べてかなり寒いので、冷えるなー!と思う。住民は毛糸の帽子、マフラー、コート、ブーツ(女性)で完全防備している。多くの住宅地では電気が普及しているから、住民は電気暖房を屋内で使用するのが普通である。しかしインフォーマル住宅地には電気や上下水施設が無いから、住民は薪や石炭を燃やしたり、時には古いタイヤを燃したりして料理をしたり暖をとったりしている。とは言っても住いは掘っ立て小屋だから十分に暖はとれないだろうし、仕事が無いから働き盛りの男女が一日中住宅地でウロウロし、小銭が入れば暖をとるのを口実にお酒を昼間から飲むことにもなるだろう、、、私の近所のインフォーマル住宅地の住民が、いつも安酒を買っているのを見る。こうなれば住民の間で興奮とストレスが高まり、デモにもなるのかなと思う。

政府関連施設の職員によるストライキは、15%ほどの賃上げを要求するもの。これらの施設で雇用される職員には、清掃員、ゴミ収集職員など技術レベルは低いが日常生活に欠かすことのできないサービス従事者たちが多くいて、多くが低賃金である。ビデオでも見られるように、今回のストライキでこれらのサービスが停止し、ストライキ参加者はデモンストレーションのために通りにゴミ箱のゴミを放りなげたりしている。また、実際の仕事をする職員と、トップマネージメントレベルの職員の賃金差が大きいのも不満のひとつだろう。更に、ビデオで組合長がコメントしているように、マネージメント職員にはしばしば数10%の昇給が与えられる(自分たちで給料を決めることができるので)のに、一般職員の昇給は今回のような大がかりなストライキをしても10%台にとどまる。

自治体職員ストライキによって散在されたゴミ箱自治体職員ストライキによって散在されたゴミ箱(photo: SABC News)

今回のデモやストライキが全国で比較的大規模に起きている原因には、世界不況の影響で失業率が南アフリカでも高くなっている事実もある。物価上昇も未だ続いている。さらにさらに!こんなにタイヘンな経済状況下、今年大統領となったズマ氏が、『新たな就職先50万件を創出する!』とスピーチで述べたため、国民の政府への期待と要求が高まっているようだ。50万就職スピーチの後数か月たったが、不況で失業者が増加するニュースは聞くけれど、仕事先が増加したニュースは聞かない。かわりに、新政府が新しい省庁をつくったので経費が重むとか、新大臣/政府高官が新しい公用車に1億円2億円使ったとか、不況なのに政府の出費が大きい!というクレームが野党から出ている。これが毎日のように新聞やニュースで報道されるから、一般住民も仕事くれ!賃上げしてくれ!と言いたくもなるだろう。

1994年の民主化後、南アフリカ国内経済は成長と発展を遂げ、中産階級黒人の数と財力は増加した。その一方で、低レベル教育(南アフリカの公共教育システムはかなり低レベルにとどまっている)と高い失業率が蔓延する低所得住民の間では、経済発展の恩恵をほとんど得ることが出来ていない、政府は我々の声、、、生活水準の改善と、仕事を!、、、を聞いてくれないという意識が高まっているようだ。民主化後、黒人にも経済チャンスは与えられたが、チャンスにありつくことができたのは小数の黒人住民のみで、その他は低所得にとどまっている。更に、民主化以前と比べて、南アフリカ住民の所得格差が拡がっているという意見も多く聞かれる。南アフリカで2年間暮らしてみて、この点を毎日の生活から実際に感じることができる。今後、南アフリカの所得格差の中、住民がどのように生活しているのか、何を感じているのかレポートしていきたい。

水道、電気、仕事、賃上げ! デモとストライキの南アフリカ

ここ数週間、南アフリカ全国 やストライキが起きている。ブログで報告したW杯スタジアム建設労働者のよる賃上げストライキの他、政府関連施設職員、、、病院、自治体、公共交通機関など、、、による賃上げストライキが起きている。また、低所得者住宅地、特にインフォーマル住宅地(許可無しに掘っ立て小屋などが建設された住宅地)にて政府に生活水準向上サービス(上下水道、電気の付設など)や仕事を要求するデモが起き、デモ鎮圧の為の警察と衝突してゴム弾丸が飛び交うといった状況である。デモの怒りと興奮が、外国移民住民に対する暴力に発展した住宅地もある。市長の自宅に放火した地区もあった。

イーストラント(ハウテン州)のソコザ地区住民による、サービス改善(上下水道、ゴミ収集など)を訴えるデモ暴動。低所得住民がアパートや掘っ立て小屋に住む。デモに参加したのは無職の若者が多いという。(Photo&Story: SABC News)

今、南アフリカは冬の季節(6月ー8月ごろまで)である。昨年の外国移民襲撃事件も、寒い冬の季節に起きたなあと思う。南アフリカの寒い季節には、アフリカといっても暖房が必用なくらいに冷え込む。日本の冬と比べれば全く温暖な冬なのだが、こちらに数年間暮らすと、他の季節と比べてかなり寒いので、冷えるなー!と思う。住民は毛糸の帽子、マフラー、コート、ブーツ(女性)で完全防備している。多くの住宅地では電気が普及しているから、住民は電気暖房を屋内で使用するのが普通である。しかしインフォーマル住宅地には電気や上下水施設が無いから、住民は薪や石炭を燃やしたり、時には古いタイヤを燃したりして料理をしたり暖をとったりしている。とは言っても住いは掘っ立て小屋だから十分に暖はとれないだろうし、仕事が無いから働き盛りの男女が一日中住宅地でウロウロし、小銭が入れば暖をとるのを口実にお酒を昼間から飲むことにもなるだろう、、、私の近所のインフォーマル住宅地の住民が、いつも安酒を買っているのを見る。こうなれば住民の間で興奮とストレスが高まり、デモにもなるのかなと思う。

政府関連施設の職員によるストライキは、15%ほどの賃上げを要求するもの。これらの施設で雇用される職員には、清掃員、ゴミ収集職員など技術レベルは低いが 日常生活に欠かすことのできないサービス従事者たちが多くいて、多くが低賃金である。ビデオでも見られるように、今回のストライキでこれらのサービスが停止し、ストライキ参加者はデモンストレーションのために通りにゴミ箱のゴミを放りなげたりしている。また、実際の仕事をする職員と、トップマネージメントレベルの職員の賃金差が大きいのも不満のひとつだろう。更に、ビデオで組合長がコメントしているように、マネージメント職員にはしばしば数10%の昇給が与えられる(自分たちで給料を決めることができるので)のに、一般職員の昇給は今回のような大がかりなストライキをしても10%台にとどまる。

自治体職員ストライキによって散在されたゴミ箱(photo: SABC News)

今回のデモやストライキが全国で比較的大規模に起きている原因には、世界不況の影響で失業率が南アフリカでも高くなっている事実もある。物価上昇も未だ続 いている。さらにさらに!こんなにタイヘンな経済状況下、今年大統領となったズマ氏が、『新たな就職先50万件を創出する!』とスピーチで述べたため、国民の政府への期待と要求が高まっているようだ。50万就職スピーチの後数か月たったが、不況で失業者が増加するニュースは聞くけれど、仕事先が増加したニュースは聞かない。かわりに、新政府が新しい省庁をつくったので経費が重むとか、新大臣/政府高官が新しい公用車に1億円2億円使ったとか、不況なのに政府の出費が大きい!というクレームが野党から出ている。これが毎日のように新聞やニュースで報道されるから、一般住民も仕事くれ!賃上げしてくれ!と言いたくもなるだろう。

1994年の民主化後、南アフリカ国内経済は成長と発展を遂げ、中産階級黒人の数と財力は増加した。その一方で、低レベル教育(南アフリカの公共教育システムはかなり低レベルにとどまっている)と高い失業率が蔓延する低所得住民の間では、経済発展の恩恵をほとんど得ることが出来ていない、政府は我々の声、、、生活水準の改善と、仕事を!、、、を聞いてくれないという意識が高まっているようだ。民主化後、黒人にも経済チャンスは与えられたが、チャンスにありつくことができたのは小数の黒人住民のみで、その他は低所得にとどまっている。更に、民主化以前と比べて、南アフリカ住民の所得格差が拡がっているという意見も多く聞かれる。南アフリカで2年間暮らしてみて、この点を毎日の生活から実際に感じることができる。今後、南アフリカの所得格差の中、住民がどのように生活しているのか、何を感じているのかレポートしていくことが出来ればと思う。

地球アゴラ「南アフリカ-ワールドカップまであと1年!」レポート: サンゴマ編

7月5日(日)夜10:10ー10:59の地球アゴラにて提供しきれなかった詳しい情報や裏話を紹介させていただいています。

今回は、日本代表チームのW杯結果を占ったサンゴマさんのレポートです。

サンゴマー地域で人気の伝統医

サンゴマ(Sangoma)とは、南部アフリカ諸国のングニ系言語(ズールー、コーサ、スワジ、ンデベレ)で伝統医のこと。アフリカの黒人住民の間では西欧医療を用いる診療所や病院が浸透する一方で、薬草やその他民間療法を用いた伝統医療を用いる伝統医サンゴマの人気もまだまだ高いのが現状です。サンゴマは、農村地区や都市部の黒人住民が多く住む低所得者向け住宅地にて、自宅を診療所として活躍しています。サンゴマになるのは霊感の強い男女。アフリカでは、病気や出来事(不幸なこと、好運なこと、等)は、何らかの霊的な原因があると考えられる傾向があります。祖先の霊が原因となっていたり、呪いが原因で病気になったり。また、病気の診断や的確な治療方法の判定に必用な情報を、祖先の霊がサンゴマに教えてくれると考えられているようです。その為、サンゴマになる男女は、霊感が強く、霊と交信することができる人達です。サンゴマは、伝統医療の他に、将来を見とおす占い、お祓い、お浄め、好運を呼ぶお守りの作成などもします。

地球アゴラにて日本代表チームの2010年W杯での結果を占ったサンゴマは、ドゥベ(姓)さんです。ドゥベさんはヨハネスブルグ市郊外のソウェト(アパルトヘイト時代に黒人住民専用住宅地区として指定された。現在も住民のほとんどが低所得の黒人住民である。)にて、サンゴマ業を営んでいます。年は31歳。小さい頃から霊感が強く、祖先の霊と話す夢を見ることがあり、サンゴマになる決意をしたとのこと。彼女の母親もサンゴマだし、幼稚園くらいの娘もサンゴマ候補だとのことなので、霊感の強い家系なのでしょう。ドゥベさんは、普段は自宅の一室を診療所にしています。患者さんは口コミでドゥベさんのサンゴマとしての評判を聞いて、ドゥベさんを訪れます。忙しい日には一日10人以上の患者さんが訪れます。伝統医療は古くさいとかアヤシイという偏見が、白人住民や中ー高所得の高学歴の黒人、キリスト教会信者の間でしばしば見られますが、ドゥベさんの所には、弁護士や裕福な黒人住民、キリスト教会のリーダーなども訪れるそうです。診察費は様々。最も安価なものとしては、薬草の飲み薬が80ラント(10アメリカドル)くらい。高値の薬草が必用であったり、占いやお浄めに特別の材料が必用であれば値段は数万円にも上がります。材料は、生贄の動物、動物の皮、骨など、その他様々なものがあります。

サンゴマのドゥベさん。ヒョウ柄の衣裳はサンゴマの業務にあたり強いパワーを与えてくれるそう。(写真: 櫻田)

サンゴマになるには

霊とか占いとかいうと何だかアヤシイ響きがあるかもしれませんが、サンゴマになるにはきちっとした修行を積む必用があります。熟練したサンゴマの弟子となり、数年間修行を積み、師匠に一人前と認められると独立してサンゴマ業を営むことができるようになります。修行期間には、師匠サンゴマの助手として働きながら、薬草の取扱方、処方の仕方、霊感を用いて患者の問題点を突き止めたり、占いの仕方を学んだりといった修行をします。薬草の調合方法の取得はたいへん大切です。南アフリカでは、修行中のサンゴマが薬草を誤って調合し、患者を死亡させてしまったという報告が時々聞かれます。薬草は調合しだいで毒性が強くなってしまうからです。ドゥベさんは、クワズールーナタール州(この州では有名なサンゴマが多く出ている)で師匠について勉強し、専門学校にも通って3年ほどの修行のあと、一人前として認められたそうです。この間に、西欧医療の基礎も学びました。サンゴマとして働く際に地元の西欧医療の医師との協力も必用だからです。例えば、患者が薬草治療に堪えられないほど弱っている場合には、その患者をまず西洋医師の元へ送る必用があると言います。近年アフリカ住民を苦しませているエイズに関する知識も学びました。南部アフリカ諸国では、一部の伝統医がエイズ治療として処女をレイプするように指導したり、的はずれな治療法を用いて訴えられたりといった事件が度々あり、社会問題となりました。こういった事を防ぐためには、西欧医療の知識もサンゴマには必用であるという認識が地元では高まっています。ドゥベさんは、こうした修行の後、地元の伝統医組合(南アフリカには沢山の伝統医組合がある)からサンゴマとなる正式な資格を授与されました。

占いの道具と方法

ドゥベさんが占うときには、地球アゴラの番組中にも登場したように、動物の骨(ヤギ)、介殻、サイコロ、コイン、石、笛、ロウソク、海水などを使用します。占いの道具は、別のサンゴマさんたちの間で似通ったものもありますが、基本的には各々のサンゴマさんが独自の感性と霊感で選ぶそうです。祖先の霊と交流しつつ『、、、といった道具が必用』というものを感じとりながら、自分自身に合った道具を集めて行くそうです。どの貝殻を選ぶかという際にも、霊との対話を深めつつ、多くの貝殻の中でも、『これだ!』というものを感じとり、選ぶ必用があります。

占いの際に床にばら巻くドゥベさんの占いの道具(写真: 櫻田)

日本のW杯結果占いは、まず薬草を炊いてそこにドゥベさん(占うサンゴマ)と私(占いの依頼者)の息を吹きかけて始まりました。息をかけることで、ドゥベさんの祖先の霊と私の祖先の霊から占いに必用な情報を得ることが出来るそうです。この後ドゥベさんが全ての貝殻や骨などを両手にとり、笛を吹きながら手の上でこれらをシャカシャカと混ぜて、パッと布を敷いた床の上にばら巻きます。その後すぐに、占いの結果をドゥベさんが話してくれました。骨や貝殻をひとつひとつ指し示しながら、これがボール、これがゴール、これがスコアで、、、日本はW杯最終戦(ファイナル)で勝って優勝する!という結果となりました。特定の貝殻や骨がどうしてボールとかゴールとか示すのかと尋ねると、どの道具が何を示すのかは、その時その時によって霊が教えてくれるのだとドゥベさん。最終戦のスコアは5対2で日本が勝つとみたドゥベさんだが、この数字も霊の声によるものだそうです。もっとも、特定の貝殻や骨、またそれらの向きが特定の一般的な事象を表すこともあります。例えば、妊娠している女性が近くにいれば、特定の丸い石がそれを表すことがあり、貝殻がひっくり反っている場合には、依頼人の周辺で亡くなる方が出るそうです。

サンゴマさんの印象

私は今回初めて南アフリカの伝統医に出会い、質問をしたり占いまでしてもらった。私は西欧医療にドップリつかり、基本的に占いを信じないようにしている(結果を聞くと少し信じてしまうのだが)。だから正直言ってサンゴマってアヤシイなと思っていた。でも、ドゥベさんから話を聞くと、薬草の用いかたとか、霊との交信とか、理が通っていると思わされた。薬草は中国や日本の漢方、ヨーロッパのハーブ使用と同じで、民間医療でもプロフェッショナルな医療機関でも使用されている。サンゴマが例え師匠からの口づたえで学んだとしても、昔から効果のある薬草の知識を学んでいるのだから、さほどあやしむ必用もないようである。実際南アフリカでは、サンゴマが使用する薬草の中にエイズに効果のあるものも発見されて、最近注目されている。占いやお守りといったものは先進国でも沢山見られるし、サンゴマの頻繁な霊とのやりとりについても、スルドイ感で患者のどこが悪いか診断すると理解すれば、西洋医療のお医者さんでも経験と感を駆使する点では似ているのでは、と思うのである。サンゴマさんもお医者さんも、患者に与えるのは薬とアドバイスである。どちらを信じるのであれ、信じて養生すれば一般的な病気は治るのではないかな、と思う。地元の低所得住民にとってみれば、体の具合が悪い時に病院と比べて費用が安く済むサンゴマ、また、不安なことや将来に関して相談に乗ってくれる、つまり精神科医的、カウンセラー的な役割も果たしてくれるサンゴマは大事な存在であろう。ともあれ、私はどうするか?最近はインターネットで膨大な医療情報が得られるので、私はサンゴマさんとお医者さんとインターネットから情報を得ながら健康管理をしていきたいなと思う。ちなみにドゥベさんは、『妊娠しているのだからもっと休みなさいヨ』とアドバイスしてくれた。別に腰が痛いとか、疲れ気味なんですけどと相談した訳ではなかったのだが、当事多忙だったので、疲れ気味なのが見えてたのかナ。出産まで1カ月ばかり。ゆっくり準備させて頂きます。

クレドムトゥワ村

地球アゴラの番組の撮影の為にドゥベさんが占いをしたのは, クレドムトゥワ文化村(Credo Mutwa Cultural Village)という所です。ソウェトのジャバブ(Javabu)という地区にあります。ドゥベさんの住まいから数百メートルの場所です。ムトゥワ氏は南アフリカではたいへん有名なサンゴマです。1974年, ムトゥワ氏により、地域の伝統文化保護のために設立されました。伝統家屋や伝統信仰の神々の彫刻などから成っています。

こちらはクレドムトゥワ村に関する記事です。

Moja Heritage Collection City of Johannesburg

現在ムトゥワ村はヨハネスブルグ市と南アフリカ政府によって運営されています。入場は無料。毎日朝6時から夕方6時まで。

問い合わせ(ヨハネスブルグ市)  電話 +27 11 930 1813   メール: erici@joburg.org.za

ムトゥワ村でガイドとして勤務し、ドゥベさんの紹介をしてくれたのはレボ(Lebo)さんという男性です。クレドムトゥワ文化村やソウェトツアー(ソウェトの暮らしと文化を垣間見ることができます)に関心をお持ちの方はレボさんにも連絡してみて下さい。

電話: +27 78 810 [...]

W杯スタジアム建設労働者のストライキ

W杯に向けて南アフリカ全国でスタジアム新改築が着々と進んでいる。世界中から『間に合うのか?南アフリカ?』という目で見られがちだが、何とか間に合わせるために、工事は土曜日曜関係なく、連日遅くまで続けられている。南アフリカでは、金曜の午後から週末休暇に入る企業も少なくなく、残業も避けたがる住民が多いから、週末勤務、残業ありの建設現場労働者の働きぶりをみていると、政府もよほど急いでいるんだろうな、、、と思う。

こんなにがんばってW杯の成功の為に働く労働者たちは、しばしば賃上げストライキで仕事を一時停止し、政府やW杯関係者の頭痛の種になっているが、実際労働者の給与がたいへん低いので、ストをせずにはいられないだろうと思う。ある労働者の2週間の給与は1200ラント、つまり月2400ラント(US$300)。物価が日本と同じくらいといってもよい南アフリカである(最近 南アフリカにやって来る日本の方々に出逢うと、みなさん物価の高さに目を丸くされている)。この給与をもらっている労働者は、6人の子供と妻(無職)に仕送りするために、朝4時半に起き、ヨハネスブルグ市のサッカーシティ(W杯で開幕、閉幕マッチが行われるスタジアム)での仕事にでかけるという。仕事は朝7時から始まり、夜中の2時まで続けられることもあるという。期限内にスタジアムを完成させる為である(情報: Mail&Guardian, 16 July 2009)。

#gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } サッカーシティ。ヨハネスブルグ市。開幕戦と最終戦が開催される。 サッカーシティ工事現場の賄い場 サッカーシティ工事現場の賄い場. 果物を売るテーブル. サッカーシティ工事現場の賄い場

写真: さくらだ

何故このような激務にも大勢が身を投じ、低い賃金に甘んじる(ストは度々起こるが、結局10数%の賃上げにとどまり、あまり賃金は変わらない、、、)のかというと、南アフリカに仕事が無く、失業率が高いからである。工事現場の労働者のみならず、ガーデニング会社の労働者(庭仕事をする労働者)とか、スーパーマーケットで働く人達とか、多くの住民の給与がたいへん低い。私が住んでいる住宅地の庭仕事労働者の月給は1700ラント/月くらいだそうだ。さらにこれから500ラントくらいが交通費で消える。残りはUS$200にも満たない。我家では大人2人と子供1人の食費、生活雑貨費が月3000ラントを超える(これでも結構切り詰めている)から、南アフリカの低賃金労働者がどれほどの苦境にあるかお分かり頂けるだろうか。私の住宅地の庭仕事職員たちは、ゴミ出しの日になると必ずゴミをあさっている。 恥ずかしそうにするでもなく、普通にしている。口をしばった台所から出たゴミ袋もしっかりあける。なんだかイヤだなあと夫に言うと、夫は彼らの月給を彼らから聞いて、あさるのを止めなさいと言いにくくなったと言った。

早朝から夜中まで、激務と低賃金でワールドカップのスタジアムの建設に参加する労働者たち。こんな激務に投じる彼らは、スタジアム建設終了後、仕事はあるのだろうか?と思う。世界不況の影響を受ける南アフリカだが、W杯準備で現在まだまだ建築関連の仕事は比較的活気づいているのである。でも、この後は?報道によれば、8万人の労働者が5つのスタジアムでストに参加し、作業を中断したと いうことだ。不満は、年収690万ラント(US860.000)を得るCEOら、マネージメント側にも向けられている。

いずれにせよ、今スタジアム建設にあたっている労働者たちは、W杯チケットは高くて購入できないだろうと思う。建設労働者の現状をおもうと、”W杯で盛り上がる南アフリカ”という言葉がむなしく響く。

ネルソン=マンデラの誕生日に67分の奉仕活動を

明日7月18日はネルソン=マンデラ氏の91歳の誕生日だ。マンデラ氏は南アフリカ民主化の為に闘い、民主化後南ア初の黒人大統領となり、引退後も積極的な人道的活動を続けている。こんな彼の姿勢は世界中で支持を受け、マンデラ氏の誕生日は毎年世界各地でコンサートやイベントによってお祝いされている。しかしこの度、ネルソンマンデラ基金(Nelson Mandela Foundatio)は、人々に例年とは変わった事をしようと呼びかけをしている。マンデラ氏の誕生日をただお祝いするので無く、この日に一人一人が67分間の奉仕活動をしましょう、というのである。67という数字は、マンデラ氏が民主化の為に闘った年数を示しているとのこと。

67分間というと1時間ちょっと。私は夫が主催している地元の少年サッカークラブのお手伝いに行って、マンデラ氏の誕生日記念奉仕活動(だろうか?)にしようかナと思っている、、、最近お腹が大きくなった上、寒いのでちょっと私はお休みがち(ナマケモノだわ)だったけど、明日は頑張って出かけます。

皆さんだったら何をしてみますか?

91歳になるマンデラ氏。67分間の地域/奉仕活動を呼びかける。(写真: Mail&Guardian)